四柱推命に関すること


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占いについていろいろ書いているブログです。

興味がある方はどうぞ。



官星(偏官・正官)が無いから彼氏ができない ?


果たして本当でしょうか。

間違っています !!

自分から見た父 母 子供 配偶者 仕事 といった意味や関係を六親(りくしん)といいますが、これらは中国王朝時代に考えられたものです。

王に仕える者すなわち官吏(今の大臣や官僚)を喜(良い)と考え、文官に合った質に正官の名を付けました。

また武官つまり戦いが得意な質には偏官(七殺)の名を付けたのです。

官星 = 男性・夫 の意味はこんな事から考えられたもので、財星についてもやはり同じような事から意味が付きました。

毎日文句も言わず、コツコツと仕事をこなし家や家族・財産を守る(管理する)質から、財星 = 仕事・金となりました。

他の通変星も、六親(りくしん)の部分については王を中心に据えて考えられたものですから、そのまま使うととんでもない間違いになってしまいます。

下記のような意味、またはそれに類する意味はないので注意してください。

財星 = 仕事・お金・妻

官星 = 男性・夫

食傷 = 子女

印星 = 女性

比劫 = 兄弟

傷官 = ケガ・事故・手術


五行(木火土金水)の意味


日本という国はとにかく"こじつけ"が多いです。
占い師から、「あなたには木が足りないから緑を近くに置きなさい」というような事を言われた経験がありませんか。
それで部屋に観葉植物を置いたりするわけですが、その"木"って占いの木ですよね。
現実の木ではありません!!
占いの木はいわば記号のようなものです。
ですから、観葉植物を置いてもまったく意味がありません。ところで風水の中には、そんな解釈をしたものがけっこうあるようです。
意味のない理屈を信じてはダメですよ。


夜○○な夢を見ました、占ってください、、、、


できますか?夢は心理学です!!
何でもかんでも占いにしないでください。
記憶・感情・体調、いろんな要素が関わるのに、できる訳がありません。
心理学で少しだけ分析ができる程度です。
もしそれを商売にしている者がいるなら、詐欺と同じですよ。
気をつけましょう。


「私の財運をみてください」と言われますが


よくある事です。
それで占い師は正財や偏財と喜忌(良い悪い)を看る訳ですが。
ちょっと待った。
そんなに簡単な訳ありません!!
配偶者の無駄使い・親の面倒・子育て・健康・などなど、、、。
いろんな要素があるのです。
ですから財運は簡単じゃありません。
それに=財星ではありません。
簡単に答える占い師は、???と思ってくださいね。


相性 何故そんな看かたをするの


相性を看る時、日本では日干日支どうしの合で考えます。
とんでもない間違いです。
何故か。
まず合の捉え方が違います。
「合」の文字の印象から、くっつくイメージなのでしょうが、二つの干・支が互いの作用で「変化」しようとする関係なのです。
また変化には条件があり、それになければ合化しないのです。
そのため化しない合は、運気に波風を立てるものとなってしまいます。
化する条件も考えず、ただ合があるからは理屈になっていません。それから他人の命式との間に、合は成り立ちません。
あくまでも自分の命式、そして行運の中だけです。
とんでもない拡大解釈であり、これもこじつけです。絶対的に月支蔵干(性格の中心)の通変どうしを基本に、全体の通変で考えなければいけません。日干日支の合、信じてはダメですよ。


相性について詳しく書いてみます


相性は、日干と他の干から出す通変星で考えます。
条件は次の通りです。

1.自分の月支蔵干にある通変星と、相手の月支蔵干にある通変星の相性が良い事。
月支蔵干にある通変星は性格の中心になります。
細かい部分はいろいろありますが、基本の考え方は次の通りです。
比肩・劫財→食神・傷官→正財・偏財→正官・偏官→印綬・偏印→比肩・劫財
隣どうしは良い関係で、一つ飛ばしや同じものは良くありません。

2.相手の命式で、月支蔵干にある通変星と日支蔵干にある通変星の相性が良い事。
日支蔵干にある通変星は配偶者・恋人の位置です。
ここの通変星は本人から見た配偶者の性格・質となります。

3.それぞれの命式で、月干-日干に剋・合(化しないもの)がない事。
あれば離婚に注意となります。
もちろん単独(どちらか一方にあるだけ)で離婚にはなりません。
喜忌(良い悪い)や流年・相手の運気も関係します。

4.それぞれの命式で、月支-日支に合去・冲去がない事。
あれば死別や離別に注意となります。
もちろんこれも単独(どちらか一方にあるだけ)で離別にはなりません。
喜忌(良い悪い)や流年・相手の運気も関係します。

条件1.は絶対です。

対人の相性として関係するものに、月干の通変星がありますが、ここは相手の印象や感じられる質です。
知り合い・友人になる段階に関わりますが、その先は月支蔵干の通変星が問題となります。

ところで、占い師ですら勘違いしている人がいるのですが、相性が良い=結婚ではありません。
つまり、悪縁もあり得るという事です。
またお付き合い・結婚・相性は別物です。
相性は「良い」といっても平均値であり、部分で見れば必ずダメな所があるものです。
もちろん相性が悪ければ、うまくいかない確率は大きくなりますから、良いに越したことはありません。
結婚は「相性」ではなく「合わせ性」です。
お互いの努力で支え合うものです。


空亡(天中殺)は怖い?


四柱推命には、時間と空間の融合という考え方があります。
つまり、空間を指す10個の干・時間を指す12個の支で60の組み合わせができます。
融合という観点からすれば、10個の干に対し12個の支では2個ずつの支が余る形となり、つまりバランスがとれていない2支が出ると考え、これを空亡とした訳です。

しかしはっきり言います。
時間・空間とした事自体が間違いです。
そのため、本家中国では唐の時代に消えています。
使っているのは、世界でも日本だけです。


運気が良い = 幸せ なのか


さて、よく占いで言われる「運気が良い = 幸せ」ですが、はたして本当でしょうか。
ずばり言いますが、大間違いです。
私がやっている四柱推命では、運気を読むために漢字8文字からなる時日月年の順に並べた命式というものを出します。
そこから五行(木火土金水)の状態や力具合などを看ていくのですが、"良い命式=五行(木火土金水)のバランスがとれている"としています。
しかし実は、"バランスがとれている=平坦で良くも悪くもない" という事で、苦労もないが満足もないという事です。
実際、偉人と言われる人や有名人・人気の芸能人など、ほぼ命式が良くありません。
つまり犠牲にしている部分があっての名声だという事です。
では何故苦労してまでも頑張るのかですが、それは「心の満足」を得るためです。
占いでよく "運気が良い=満足・幸せ" のように言いますが、大きな間違いです。
また占いでは「いつどんな事」は出るものの、「どこの誰や何を選ぶか」は出ません。
実はこの「どこの誰や何を選ぶか」が縁であり、=「心の満足」の部分なのです。
ですから自身がいかに動くかが大きなカギとなりますし、満足のいく結果かどうかは自身が決める事であり、占いでは「分からない」というのが本当です。占いに花丸の結果を求める方が多いようですが、占いは苦労の部分をちゃんと知るためにあるという事、そしてそれを避けても何もならないという事をお考えください。
いくら花丸回答を得ても、一歩も進まないという事です。
そして苦労の部分にチャンスがあるのです。


霊感と四柱推命


霊感は相手から直接感じたり、関係する霊を通して感じたりする力です。
よく修行をすれば、身につけたり強くできると言われますが無理です。
それは生まれ持った能力であり、有るか無いかと強さは決まっているからです。
また母系で遺伝しますから、母方の親戚を探せば霊感をお持ちの方が必ず見つかります。
相手の事を感じ取ったり霊に関係したり、さらに性格も関係するため人により様々で強さも違います。

「小さい頃は誰にでもある」という方がおられますが、本当の所はまったく無い方もおいでですから、それは違います。
実は、有る無しと強さは四柱推命で看る事ができます。四柱推命では性格や質を読むために、干支の八文字に加え通変というものを出しますが、その中に食神・傷官そして印綬・偏印というのがあります。
食神・傷官のうちどちらかと、印綬・偏印のうちどちらか、それぞれ1つずつがあれば霊感アリとなります。
もちろん五行(木火土金水)の力加減や剋合・位置・個数で、強さが違ってきます。
また片方だけしかない人は、もう一方が巡ってきた時期限定の霊感アリとなる訳です。それから霊感があるから良いのかというと、どちらかといえば苦労の方が多いと言えます。
消化器が弱いためいろいろな病気になりやすかったり、対人では神経を使い疲れやすくなります。
また悪い霊との関わりも出やすく、そうなった場合は人間関係が切れたりで大事になってしまいます。
「占い師になれるよ」などと、興味本位で言えるほど楽ではありません。


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